建築系におけるArduino利用計画としての「Archiduino Project」。
すでにポータルでは使用しているが、記録したデータをGoogle Chart APIを利用してグラフ化することに取り組んだ。現時点では基本的にPachubeが提供するものとほとんど同じだが、自分のフィードのデータを一覧したいというその一点需要のみでやってみた。
entasan.dyndns.org/mbt/chart.cgi
GCAPIの詳細な仕様はこちらに掲載されているが、いろいろとクセのある感じに仕上がっている。慣れるのにはちょっと時間がかかった。上記のURL先で表示しているのは、いわゆる「折れ線グラフ」であるが、もちろん、2本以上の折れ線グラフをひとつの図上に載せることは可能である。しかしながら、GETメソッドでチャートを呼び出すというGCAPIの仕様上、送信されるクエリの長さ(Length)が2000バイト(すなわち2000字)を超えるとエラーになってしまう。従って、あまりにも多くの情報を詰め込んだグラフは、一度には描けない。24時間のデータをそこそこ詳細に載せるとしたら、せいぜい2系列しか載せられないだろう。
そのような仕様上の制限はあるものの、1ページに掲載可能なグラフ総数などに制限があるわけでもないので、使いようによってはそこそこ便利なのではないかと思った。余談だが、私が修士論文を書いたとき、シミュレーション結果をウェブ上でグラフ表示することに取り組んだが、その際はPerlのGD::Graphモジュールを使ったものである。GD::Graphで描かれるグラフは、それはそれは懐古趣味的な絵柄であった。